「こんにちは!私たち駅パラ探検隊です☆
駅ビルやエキナカを探検中に見つけたおもしろポイントや意外な秘密を、たくさんご紹介します。お楽しみに☆」
「こんにちは!私たち駅パラ探検隊です☆
駅ビルやエキナカを探検中に見つけたおもしろポイントや意外な秘密を、たくさんご紹介します。お楽しみに☆」
隊員「あら? 隊長何をしているの?」
隊長「地理の勉強〜。
アタシたち、いつもいろいろな駅へでかけているけれど、
意外と日本の地理のことを知らないなぁと思って勉強してるんだ。
でも、なかなか難しいよ〜。
なんか勉強がはかどる方法ってないかなぁ?」
隊員「それなら、ピッタリの場所があるワ。
受験生にも人気の学問の神様・天神さまをお祀りしている亀戸天神へお参りしたらいいんじゃないかしら?」
隊長「えっ? 勉強の神様なんているのー? それはぜひ、お願いしに行かなきゃ!」
ということで、ふたりは早速、亀戸へと向かいました。
亀戸駅の改札を出ると、目の前に<アトレ亀戸>があります。
そして、エントランスの前には何やら手土産品を売っているお店が・・・。
隊長は、もちろん、まっすぐそのお店に向かいます。
隊長「和菓子のお店だ!」
スタッフ「亀戸天神名物、<船橋屋>のくずもちですよ」
隊員「到着するなり、亀戸天神の名物に出会うなんて、なんだか幸先がいいワね」
聞いてみると、<アトレ亀戸>の地下1階にも、<船橋屋>の店舗があるのだとか。こちらは、お土産として電車の乗降の合間に手軽に買えるよう、改札のそばに開設された売り場なのだそうです。
スタッフ「地下はもっと種類豊富に商品を揃えていますから、ぜひ、立ち寄ってみてくださいね!」
隊長「それは、ぜひとも行ってみないと!」
ふたりは、地下1階の店舗も訪ねてみることにしました。

亀戸駅の顔<アトレ亀戸>です

改札を出たところにある<船橋屋>

食料品店が並ぶ地下1階は、一日中活気に満ちています
エスカレーターで地下1階へ降りると、まだ開店直後だというのに大変なにぎわいです。
隊長「うわぁ、活気があるね!」
隊員「<船橋屋>さんがあったワ」
くずもちのほか、くずもちをいれたあんみつ、特製のあんをつかったぜんざいに最中、和風の焼き菓子までバラエティ豊かなお菓子が並んでいます。

亀戸の名物として名高い<船橋屋>のくずもち

くずもちのほかにも、「豆かんてん」や「あんみつ」など、和スイーツがいっぱい!
隊員「それにしても、亀戸にあるのにどうして船橋屋っていうのかしら?」
スタッフ「それは、創業者が船橋出身だからなのですよ。亀戸天神前の名物にと、このあたりで穫れる小麦を材料に、くずもちをつくって売り出したのが始まりです。創業は1805(文化2)年です」
隊員「200年以上の歴史があるんだワ!」
隊長「あれ? 小麦が材料って言ったよね? 葛粉を使っているんじゃないの?」
スタッフ「そうなんです。くずもちは、小麦のでんぷんを発酵させて作ったお菓子なんですよ。よく、葛粉のお餅と間違えられるんですが、葛は入っていないんです。発酵食品なので消化もよくて、体にやさしいお菓子なんですよ」
隊長「ひぇ〜、アタシも葛のお餅だと思ってたよ! 一つ賢くなっちゃった!」
隊員「賢くなりたいって、亀戸へ来てみた甲斐があったワね」
スタッフ「それじゃ、天神さまにしっかりお願いしないと。天神さまのそばに本店があるので、立ち寄ってみてくださいね。昔の雰囲気が残った建物なんですよ」
隊長「天神さまにお参りする楽しみができちゃったなぁ」

隊員「ほかにも<アトレ亀戸>の中に、地元のお店はあるんですか?」
スタッフ「佐野みそさんや、升本さんは亀戸のお店ですよ」
隊長「どんなお店かな? 行ってみよう!」
次に訪ねた<佐野みそ>は、亀戸駅の近くで昭和9年から70年以上も営業を続けている、お味噌の専門店。自社の長野の蔵で仕込んだ信州味噌をメインに、全国各地のお味噌を販売しています。
<アトレ亀戸>店には、信州、仙台、長崎、岡崎など常時16種類のお味噌が並んでいます。これだけでも壮観ですが、本店にはなんと、50種類ものお味噌が販売されているそうですよ!

これが本当の「手前自慢みそ」!!
隊長「この『手前みそ』って、おもしろい名前だね」
スタッフ「特に人気の信州味噌のシリーズなんですよ。赤みそと白みそ、それに4種をブレンドした『手前自慢みそ』があります」
隊員「ほかにも珍しいお味噌がありそうだワ」
スタッフ「『金亀子みそ』は、越後のこがねもち米を使ったお味噌なので、トロっとした甘みがあってそのままキュウリや焼きおむすびにつけて食べても、とても美味しいですよ」

季節に合ったお味噌汁の作り方をご紹介!
隊長「なんだか、熱々のお味噌汁が飲みたくなっちゃった!」
スタッフ「ふふふ、それではこんなみそスープはいかがですか?」
スタッフが手渡してくれたのは、佐野みそオリジナルのレシピカード。洋風のスープにアレンジしたお味噌汁の作り方が書かれています。
隊員「見ているだけで、体が温まりそうだワ!」
こちらのレシピは、月ごとに変わるそう。お店で配布しています。

<割烹升本>には、美味しそうなお弁当がいっぱい!添加物を使っていないので、素材の味を楽しめます
次に訪ねたのは、<割烹升本>。こちらでは、手の込んだお弁当が販売されています。
隊長「美味しそうなお弁当ばかり! どれにするか、迷っちゃうね」
隊員「お弁当の名前も、地元にゆかりのある名前なのね」
隊長「こっちにはお惣菜も売っているんだね。あれ? 亀戸大根って何だろう?」
亀戸大根のたまり漬けに、おまんじゅう。隊長が、亀戸大根を使ったおそうざいの並ぶショーケースに気づきました
スタッフ「亀戸大根は、亀戸の地野菜なんですよ。昔はたくさん栽培されていたんですが、今では稀少種になってしまいました。実は当店は、亀戸大根料理のお店なんです」
さらによく聞いてみると、亀戸大根は、亀戸にある香取神社のあたりで、江戸時代後期の1860年代の初め頃から栽培され始めた、根の白い部分が30センチほどのかわいらしい大根です。このあたりは土地が肥沃なため、肉質が緻密で真っ白な亀戸大根が収穫できたのだそうです。
スタッフ「大根は毒消しの作用があるからね、冷蔵庫がなかった昔は特に、刺身のツマに欠かせない野菜だったんだよ。大根役者っていうでしょう、あれは大根を食べると食あたりしないことから、『当たらない』ってひっかけているんだよ」
隊長「そうだったの? うわぁ、またまた賢くなっちゃった!」
隊員「亀戸って、さすが天神さまの街だけあるワ。役に立ちそうなうんちくがいっぱいね」

これが日本一小さい大根・亀戸大根です

欧米からの輸入食品やワインなど種類豊富に揃えるお店も

たくさんの種類の中からお好みの味噌を選べる<佐野みそ>

亀戸駅前にある<佐野みそ>本店です

大根入りのおやきのような「福わけ」

<割烹升本>の本店です。<割烹升本>では亀戸大根を有機栽培して、商品化しています